梶原悠未選手が出場するオムニアムは1日に4つの種目を行い、その合計点を競うもの。東京五輪では自転車競技で日本女子初のメダルを獲得した梶原選手だが、高橋尚子さんからの「会場で周囲を見渡してみて、他の選手も同じように緊張している」という言葉があったからこそメダルが獲れたと語る。そんな梶原選手だが昨年2月のネーションズカップ第1戦で転倒、人生初の骨折。「もうパリ五輪には出れないのでは」と考えた梶原選手を支えたのは母の有里さん。2人は5年前から梶原選手の練習拠点である伊豆で2人暮らしをしている。母のポジティブな言葉を全て受け止め実行してきたという梶原選手。27年間支えてきてくれたお母さんに金メダルをかけたい、と語ってくれた。