梅干し、梅酒などの梅はいまが旬である。今年は各地で異変があり、梅農家今年の作柄が初めて、こんなに少ないのはと驚いている。角田市では約40軒の農家が毎年60tの梅を生産しているが、暖冬で梅の開花は早かったものの、その後の寒の戻りで気温が低下した。寒さで受粉をうながすミツバチの活動が鈍ったことで収穫量は半分になった。福島県会津美里町の高田梅は青いダイヤともいわれている。今年はだいぶ実がついていないと歴史的な不作となっている。農家からは困惑の声があがっている。実っているのは10分の1程度で4月頃に気温の高い日が続いたことや雨が少なかったことが生育に影響を与えた。高田梅は例年1キロ約2000円で取引されるが今年は約3倍の高値になる可能性がある。日田市の南高梅は梅干し用として人気が高い。南高梅も例年の2~3割程度の収穫であるが品質については高い品質のものができているという。