今回対象となるのは券売機で出てくる小さなサイズのきっぷ、自動券売機で販売する近距離きっぷ。途中下車ができるような長距離のきっぷというのは今回は対象とはなっていない。磁気乗車券は普通の紙と違って磁気情報を書き込めるきっぷ、特殊なロール紙を用意してそして素早くきっぷを読み取るための改札機が必要ということでコストがかかる。一方でICカードであったりQRコードであれば非接触の読み取り機を置くだけでいいのでコストというのはやはり抑えられる。さらに将来、きっぷを持たず顔パスで列車に乗れるようになるかもしれない。大阪の地下鉄、大阪メトロでは改札に設けたセンサーで顔を読み込んで列車に乗れるシステムを大阪関西万博に合わせて実用化しようと取り組んでいる。また首都圏でも千葉県佐倉市の山万ユーカリが丘線で来月半ばから顔認証やQRコードを使って乗車できるようにすると発表している。きっぷの世界というのは奥が深くて、変化も激しい。今後も番組では取材を続けていくという。