トラック運転者の時間外労働時間が年960時間以下に規制されるなか、ヤマト運輸や佐川急便は運転手の待遇改善などのため宅配便を値上げした。一方現場でも各社で対応が進められており、モスフードサービスは4月から都心にある店舗の納品を午前4時からに前倒しし、渋滞を避け配送時間短縮につなげている。また、アサヒグループジャパンなど40社以上が加わる輸送シェアリングでは、ダブル連結トラックを導入。4割以上の省人化を実現したという。さらにイオン関連会社では、AIや最新ロボットを導入し、注文から配送ルート策定まで一貫して管理している。ドライバーは重い荷物の荷詰め作業が不要になり、配送に集中することができることから女性ドライバーを増やし、人手不足を補いたい考え。