本日のテーマは「横行するカスタマーハラスメント どう対処したらいい？」。タクシーの仕切りを蹴飛ばして運転手を威嚇などの客が理不尽なクレームをつけるカスタマーハラスメントについて、厚生労働省の企業調査によると、過去3年の相談件数でセクハラは減少傾向なのに対して、カスハラは増加傾向にある。また、電話越しで顔が見えないなどの理由から、2時間以上説教するなどコールセンターはカスハラが起こりやすく離職率が高いと言われている。会話の録音や自動音声・AIにするなどの対応が進むなか、ソフトバンクは、客が激怒する声を怖くない声にする技術を開発している。将来的にはAIがクレームに対応できるように様々な企業が開発を進めている。
外食に従事する人に行った調査によると46.8％がカスハラ被害に遭ったという。理不尽なカスハラに対応するため今年7月、厚生労働省が企業に対してカスハラ対策を義務化する方針を示した。大手企業の一部は対策を講じていて、佐川急便は名指しでのカスハラを避けるために名札を廃止。大手コンビニでも名札のイニシャル表示などを認める運用を始めた。日本交通は暴言・暴力を抑止・記録するために車内にドライブレコーダーを設置。任天堂は修理サービス規程・保証規程を改訂した。
Chat GPTのように自然な会話ができる人工知能に対して、Aの質問にはBの回答をするというように決められた会話しかできず、AIが搭載されておらず会話の精度が向上しないものを人工無能という。マイレージ、マイライフはアメリカで2009年に公開されアカデミー賞にノミネートされた映画。主人公のジョージ・クルーニーは解雇宣告の代行人だが、これはアメリカに実在する職業。カウンセリングノウハウを駆使して解雇の理由を丁寧に説明し、揉め事を起こさずに辞めさせる。アメリカはそのようなサービスが発達している。