きょう東京・渋谷で行われたワークショップのステージにトヨタ・佐藤恒治社長、スバル・大崎篤社長、マツダ・毛籠勝弘社長が登場。カーボンニュートラルの実現に向けた新たなエンジンの開発が発表された。トヨタはエンジンを小型化することで車のデザイン性や空力性能を向上。さらに燃料自体もガソリンなどの化石燃料から脱却しバイオ燃料などに対応しカーボンニュートラルの実現を目指す。またスバルは水平対向エンジン、マツダはロータリーエンジンなどこれまで培ってきた個性を生かしつつ共に作りながら競い合う“共創”“競争”の精神で挑む。その3社が共に開発の場にしているのは週末行われた24時間耐久レース。レースという過酷な現場でお互い切磋琢磨し技術をさらに磨いていくが、今回特に注目されたのがトヨタが開発中の液体水素エンジン車。3年前のレース初出場以降飛躍的に進化を遂げていて、今回は液体水素を入れる燃料タンクを楕円形に改良。搭載できる液体水素の量が従来の1.5倍になり、1回の補給で走れる距離もおよそ90kmから135kmへと大きく向上した。24時間耐久レースでは途中様々なアクシデントに見舞われたが、トータル332周最後まで走り抜けた。