1974年にノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作元総理。その選考資料について初めて公開された。選考資料には当時の田中角栄総理ら閣僚17人が推薦し、アジアの首脳らが支持を表明していた。また非核三原則について、平和について非常に重要だとしながらも、ベトナム戦争でアメリカよりの政策を取っていることから議論を呼ぶ可能性があるとして、批判を想定していたことも明らかになった。専門家は、当時はインドが核実験を行うなど、拡散の問題が深刻化していたことも有り、どう止めるのかという意識から注目が集まったのではとしている。