明治31年に佐賀県に生まれた今泉俊光さんは倉敷市内の会社で働くかたわら、独学で刀作りの研究をはじめ、「備前刀」の復興に力を尽くし、平成7年に97歳で亡くなった。その功績を伝えようと、備前長船刀剣博物館には太刀や脇差しなど21点が展示されている。このうち昭和20年に作られた「太刀」は長船に移住し、半年ほどが経った頃の作品で、備前刀らしい波打つ波紋が浮かんでいる。また95歳のときに作った「太刀」は力強い姿をしている。作品展は来月15日まで開かれている。
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