滋賀・信楽町は人口約1万人に対し、名物の信楽たぬきは8万体以上と言われている。他を抜くという語呂合わせから商売繁盛や開運成就の縁起物として親しまれてきた。「工房 古狸庵」の藤原康造さんは信楽たぬき一筋60年。作品は全て一点物。祖父・銕造さんは信楽たぬきを全国に広めるきっかけを作った人物。1951年、昭和天皇が信楽を訪問された際に町民は銕造さんの信楽たぬきを並べて歓迎を演出した。これが報道されたことで信楽たぬきが全国区となった。祖父の工房で16歳から修業を始めた藤原さんは手の感覚で成形するスゴ腕職人。
