倉吉市にある「倉繁歯科技工所」はウクライナの歯科技工士とSNSで交流していたことをキッカケに、ロシアによる軍事侵攻が始まって以降、業務の一部をウクライナ西部のリビウ州の歯科技工所に回すことで、支援する取り組みを続けている。日本の歯科医院で作られた患者の歯の石こう模型のデータを送り、PCで歯のかぶせものをデザインする業務を委託し、これまでの取引額は約96万円にのぼるという。倉繁取締役によると、リビウ州からは今もロシア軍の攻撃が続いている状況が報告されているという。今月16日に現地の関係者から届いたメッセージでは「3キロ先の建物にミサイル攻撃があった。人的被害はなかったが、激しい音で目が覚めた」と書かれていたとのこと。倉繁取締役は「連絡が取り合えている方に起こっていると思うと恐ろしい。国外から仕事が来ていることが向こうにとって誇りになるのであれば支援は続けたい」などと話した。