中国の国会にあたる全人代(全国人民代表大会)はきょう、首都・北京で開幕し、11日まで行われる。初日のきょうは、李強首相が所信表明にあたる「政府活動報告」で、今年の経済成長目標を示す。専門家の間では、今年の目標も去年と同じ「5%前後」に据え置くとの見方が示されている。全人代の報道官はきのう、「外部環境がもたらした悪影響が深刻になっている」と指摘し、アメリカのトランプ政権による追加関税などの影響を受けていることを示唆した。習近平政権は国内経済の立て直しに向け、個人消費を中心とした内需拡大を進める方針。