TOTOは4月、2つの工場の閉鎖を発表。長引く不動産不況で昨年度中国事業は36億円の赤字。三菱自動車は先月、エンジン生産終了を発表。EVの台頭で中国から完全撤退へ。中国進出の日本企業は約1万3000社とピーク時から1400社ほど減少(帝国データバンク)。こうした中でも中国事業を拡大している日本企業がヤンマー。ヤンマー製農機は中国メーカーより最大3割ほど早く収穫可能。故障した場合に8時間ほどで現地に駆けつける。ヤンマーの農機は中国メーカーに比べて割高だが購入する理由について大田農社担当者は「補助金で10%から15%くらいは賄える」などとコメント。今年3月、中国政府は穀物生産量の目標の引き上げを決定。背景にあるのが米中対立。中国の政策を追い風にヤンマー中国事業は2024年度売上過去最高を記録。
