日本生命NY投資現地法人・今真一郎がリモート解説。10日のニューヨーク株式相場について。今さんは「朝方はGoogleが、量子チップを搭載したコンピューターによる飛躍的な成果を発表したことなどから、アルファベットが買われ、ナスダックを中心に上昇して開始。その後は重要指標のCPI(消費者物価指数)の発表を翌日に控える中、一進一退の動き。S&P500はマイナス圏で推移」などと述べた。今さん注目の指標があるという。今さんは「米国の中小企業景況感を表すNFIB(全米自営業者連盟)の中小企業楽観指数に注目。11月は101.7と市場予想を大きく上回り、約3年ぶりに50年平均を超えた。2016年のトランプ大統領就任の再も規制緩和や景気見通しの期待感から大きく上昇している。米国の中小企業の経済活動は、GDP(国内総生産)の約4割を占め、日本同様、経済の重要な担い手。来年は広範な企業で景況感が上向き、業績が上向いていくことで、大型テクノロジー銘柄以外にも投資機会が広がっていくか注目している」などと述べた。