日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」の買収計画をめぐり、USスチールが本社を置く東部・ペンシルベニア州選出の上院議員2人がテレビ東京の単独取材に応じた。ペンシルベニア州選出で民主党のフェッターマン上院議員は「日本はアメリカにとっての重要な同盟国」としつつも、買収に反対する姿勢を強調した。USスチールの買収にはUSスチールの労働者を代表するUSWが「雇用が失われる懸念がある」として反対反対している。同じくペンシルベニア州選出で民主党のケーシー上院議員も「国の安全保障上の懸念に加え、労働者に対する懸念もある。ペンシルベニア州の雇用が失われる懸念に日鉄側から納得のいく回答はなかった」としている。こうした中、トランプ政権で駐日大使を務めた共和党・ハガティ上院議員は慎重な姿勢を示した。