来年春に配送事業を全国に広げるコンビニ大手のセブン&アイホールディングスは、ドライバーが確保できない地域を中心に配送ロボットの実用化を目指すことになった。東京・八王子市の2つの店舗に合わせて4台のロボットを設置し、地元の警察への届け出が受理されれば今月から運用を始める方針。ロボットはセンサーなどで道路の段差や信号を検知し、時速6キロ程度で走行する。到着するとスマートフォンのアプリを使って商品を取り出すことができるということで、会社では利用者の反応を見たうえで導入するエリアなどを決めることにしている。カナダのコンビニ大手から買収提案を受けるセブン&アイはグループを再編し、コンビニ事業に注力する方針を示していて、配送事業を成長の柱にする計画。