本日招集された臨時国会で、石破首相は先の選挙を踏まえ各党の意見を聞きながら国会を運営したいと述べた。野田代表は国会は下請け機関のような審議だったがその風景が変わっていくきっかけをつくりたいと述べた。臨時国会の会期は来月21日までの24日間。補正予算案・政治資金規正法の再改正など野党側との活発な議論かわされる見通し。自民・公明・国民の税制協議で与党側は年収103万円の壁の見直しについて、所得税の基礎控除など引き上げ目的や財源確保など明確にした上で具体的な制度設計を行う必要があるとして、国民民主党に詳しい見解を示すよう求めた。引き上げの目的については103万円の壁によって就業を抑制することへの対策・手取りの増加・生計に必要な費用への配慮としている。財源については歳出削減、経済効果による増収、家計の負担増とならない増税をあげた。自民党税調幹部はガゾリン税の引き下げに関して今回は見送る方向になるという見通しを示した。経済対策は自動車関連税見直しに向けて検討しており、具体的な結論の時期は明示せず。政府与党は再来年の税制改正にむけた議論にあわせて行うことを検討している。