日本維新の会は前原共同代表の後任を決める国会議員による投票を行い藤田文武前幹事長が57票中49票を獲得して新たな共同代表に選出された。維新は先月の参議院選挙で関西以外の選挙区では議席を獲得できず、比例代表の得票数も前回の半数余りにとどまった。藤田新共同代表としては続投する吉村代表とともに幹事長など執行部人事を急ぎ挙党体制を構築することで統制の回復につなげたい考えだ。一方、公約に掲げた社会保険料の引き下げや副首都の実現に向けて、自公連立政権への参加も検討すべきだという声も出ているが、藤田氏は「連立を考えることはありえないし安易な連立をすると党の存在価値がなくなる」などと述べている。
