当初、81歳のバイデン大統領と78歳のトランプ氏の対決が見込まれていたがバイデン大統領の年齢に対する不安が広がった。7月、バイデン大統領は再選を断念。選挙戦からの撤退を発表した。再選を目指す現職大統領の選挙戦、途中での撤退は実に56年ぶりのことだった。その後、正式な候補者に指名されたハリス氏。投票日まで3か月を切る中での指名獲得だった。一方、トランプ氏の選挙戦もこれまでにはなかったような事態が相次いだ。7月、ペンシルベニア州で起きた暗殺未遂事件。大統領候補が演説中に狙われたことに大きな衝撃が広がった。その後も暗殺未遂が疑われるような事件が相次いだ。異例の短期決戦となった2人の戦いは最終盤まで大接戦となった。