アメリカ財務省は2日、2回目の日米交渉に参加したベッセント財務長官とラトニック商務長官、グリア通商代表の声明を発表した。声明では日本の迅速かつ積極的な関与を歓迎するとともに、協議の中で赤澤経済再生担当相に、関税と非関税障壁など懸念事項を強調したとしている。ベッセント長官は、日米間の強固な2国間関係を再確認し、閣僚級会合を近く開催することで合意したなどとしている。アメリカでは措置の見直しを求める声もあがっていて、トランプ政権としても主要な貿易相手国である日本といち早く合意し、国民に関税のプラス面をアピールしたい思惑があると見られている。