内閣府が行った調査でも「孤独感がしばしばある・常にある」と感じている人の割合が20代・30代で多くなっている。若者支援NPO代表の奥村さんは「普段接する少年少女の言葉の中にも、“普段の生活は仮面を被っいる”というような表現があり、悩んでいたとしても吐露せずに元気に振る舞ったり、笑顔でいたり、悩みを閉ざして孤独になる子たちは少なくないと感じる」などと話した。孤独死・孤立死ワーキンググループ座長の石田さんは「男性では55~59歳の孤立死の割合が多く、つながりはありそうだが相対的に支援の手が薄く、泣きごとを言わずに困ったことがあっても相談できない手薄な部分」などと解説した。また、石田さんは現代の人間関係での“場”の喪失を指摘した。