円安に関するトーク。円安が進む背景には、金利上限の修正がそれほどではないと受け止められたことと、円安対策で為替介入がなかったことが明らかになったことがある。日銀は、長期金利の上限1%について、めどということにしたが、どの水準まで上昇を認めるか、具体的に示さなかったことから、修正は微調整にとどまったとする見方が広がった。先月、1ドル150円を超えて円安が進んだ場面で、円相場は一時、急に反転して、円買い介入が行われたのではないかとの憶測を呼んだ。きのうの財務省の発表で、この1ヶ月の介入実績は0で、政府日銀が介入に動かなかったことが明らかになり、市場の警戒感が薄れた。神田財務官はけさ、為替介入も含めスタンバイだと強調し、市場へのけん制トーンを強めた。今後のポイントは、智田は、この先も高い金利水準が続くとの見通しが示されれば、円安の動きがさらに強まる恐れがあるなどと話した。