門田さんのドル円予想レンジは147.60円~152.00円。門田さんは「FOMC議事録であったり、アメリカの指標が多く予定されているのでドル主導の展開が続くと予想している」などと述べた。注目ポイントは『米国一強』。門田さんは「ドルの相場を見ると、対円で大きく上昇したのもそうだが、他通貨に対してもドル高が続く。長期にわたるドル高、米株のアウトパフォームが続いている。これを支えてきたのがアメリカに対する投資資金の流入。アメリカへの投資は5年間ほどITバブルに似た時のようにアメリカに資金流入が続いている。アメリカの設備投資に対するリターンを見ると1990年代後半もアメリカが一番高かったが、足元もアメリカが高い。IT産業の強さ、エネルギー革命、閉ざされた経済。IT産業が強くデジタル黒字が続いている。シェール革命によってエネルギーの赤字国から黒字国に転じて地政学による資源高の影響を受けにくくなった。アメリカは輸出の経済に占める割合が小さくグローバリゼーションの巻き戻しへの悪影響も受けにくかった。アメリカの経済の強さが続く中でドルが高い水準での推移を続けるとみているが、利下げが今年後半はあるので、じりじり今年後半は下がる。ただ140円を割り込むような下げは想定しにくい」などと述べた。