金の買い取り店・ゴールドプラザ東京銀座本店(東京・銀座)を訪れた30代の男性。家族に頼まれ祖母の遺品のピアス、ブローチ、ネックレスなどの金製品の査定に訪れた。想定する査定額は3万円。祖母の遺品の金製品5点は想定の6倍を超える18万9000円。おととい、きのうと国内の金価格は2日連続で史上最高値を更新。中東情勢の悪化による世界経済への影響を意識され、安全資産である金の需要が高まっていることや円相場の円安ドル高傾向になっていることが高騰の理由とみられる。今まさに令和のゴールドラッシュとなっている。金の査定に訪れた80代夫婦。ネックレス、かんざし、腕時計に金が使われているという。夫の査定額は55万円、約70万円で売却。その一方で悲鳴を上げていたのは下町の工場・斎藤鍍金工場(東京・江戸川区)。仏具やバッグの金具に金メッキを施す工場にとっては金の高騰は死活問題。想定を超えるペースでの価格高騰により、工場も元受けも価格改定に対応できず利益が出ない状態だという。