東京都は先月27日から「食べて応援!海の幸キャンペーン」を実施している。福島第一原発の処理水放出を受け、水産物への風評の懸念を払拭するための取り組みだという。都内1486店舗の寿司店や鮮魚店が参加していて、二次元コードで支払うと1回の支払いにつき最大30%のポイント還元が受けられるという。キャンペーン参加店舗の「sakana bacca 中延」では、中国の禁輸措置で輸出できなくなったホタテを買い取り、お弁当のホタテを増量するなどのキャンペーンも行っていたとのこと。また同じくキャンペーン参加店舗の「くら寿司 グローバル旗艦店 浅草」では、外国人観光客を含めた多くの人がお寿司を堪能していた。福島の漁業の現場について相馬双葉漁協の石橋さんは、「処理水に関しての風評は少ないなと思います」などと発言。ただ輸出に頼りがちな養殖業に関しては処理水問題が複雑に残っているとし、「福島の魚は検査をくぐり抜けたものを出荷しているので是非食べてほしい」などと訴えた。