続いてのフシギは、群馬県の山中にあった。高さ約9mのダムのような建造物の横に、水が流れる謎の円筒がある。円筒の建物があるのは利根川につながる全長約14kmの増田川で、近づいてみると水路には段差がありコの字型のブロックが設置されている。水路はカーブを描きらせん状になっている。流れ出た水は再び川に合流していた。利根川水系砂防事務所調査課の金井技官は「魚が上下流を行き来できるようつくられた魚道」などと語った。魚道とは産卵などで遡上する魚のために作られた人口の水路。1958年に土石流を防ぐためにダムが作られたが、魚が遡上できなくなった。そこで2004年に、日本一といわれる高低差10mのらせん状の魚道が作られた。この時期はアユの遡上が始まるというが、管理する事務所によると今年は水量が足りず、まだ未確認だという。
