英国の総選挙は出口調査で野党労働党が単独過半数を獲得し、14年ぶりの政権交代となる見込み。選挙の争点は経済と移民政策など。去年11%を超えていたインフレ率は、スナク政権下で落ち着いてきているが、話を聞いた人の多くは依然として生活が厳しいと訴えている。前回、保守党が大勝した選挙の争点、EU(ヨーロッパ連合)からの離脱は世論調査で半数以上の国民が間違いだったとしていて、変化を求め、労働党に投票する人が多く見られた。移民政策などで過激な政策を掲げる右派ポピュリスト政党が保守層の受け皿になっていて、13議席を獲得するとの予測が出ている。投票結果は、このあと数時間以内に発表される予定。労働党・スターマー党首は地元の支持者の前で「役割を果たす時が来た」と勝利宣言を行った。