一般道最速の王者を決める大会世界ラリーの最終戦ラリージャパン2023が16日開幕。19日までの予定。注目は日本人唯一の世界ラリードライバー、トヨタの勝田貴元選手が2年連続の表彰台に上がれるかだ。また、今大会最大の注目は豊田スタジアム内に特別コースを設置2台のラリーカーが同時に走行するスーパースペシャルステージ。8億人が熱狂するラリーの魅力。それは「公道を走るからこそ」だという。その迫力を沿道で観た観客は大興奮。公道の脇には民家や神社も。地元住民はお祭り騒ぎ。市販車をベースに改造しているラリーカーは軽量化のため必要最低限の機能に。その空いたスペースにロールケージが張り巡らされている。その安全性への信頼は選手たちを支えている。ラリーに参加する自動車メーカーはそれぞれ独自のワールドラリーカーを送り、日比切磋琢磨しながら技術を磨いている。日本で自動車が普及したのは1960年代に入ってから、戦後のベビーブームに期の世代が車の大きな需要層として登場したから。そこには世界に挑む日本自動車メーカーの姿があった。