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開幕から2か月。初完封をかけた9回のマウンド。武内は「今回こそ絶対に9回を投げきる思いで投げていた」などと語った。あれから4か月、再び9回のマウンド。逆境に立ち、自らに言い聞かせたのは「マイナス思考になったらダメ。そういう時こそ状況を楽しむ」などと語った。武内夏暉23歳”最後まで投げてこそ”。
オープニング映像とともに今日のラインナップが流れた。
ついに幕を開けたワールドカップ・アジア最終予選。8大会連続のワールドカップ出場へ。森保ジャパン、2連勝で好スタートを切った。しかし、8か月前にアジアカップ準々決勝はまさかのベスト8敗退だった。最終予選開幕直前にアジアの厳しさを知るレジェンドが集結し、徹底討論。鄭大世は「肉弾戦で弱点を露呈する」などと語った。福西崇史は「隠してるのかなと思っている」などと語った。中澤佑二は「キッカーと中のタイミングが合ってない」と話した。槙野智章は「”こう蹴ってほしい”提示したほうがいい」などと話した。多くの課題が浮き彫りとなっていた。中西は「過去の日本代表においてあまり見ないゴール」などと話した。槙野は「3枚のロングボール対策を含めたゲームコントロールが非常によかった」などと述べた。さらに試合直後の選手を直撃。戦いの舞台浦を聞き出した。
討論会で日本代表の課題として上がっていたのが3つのポイント。1つ目が”決定力不足”、そして2つ目が”セットプレーでの攻撃”、そして3つ目が”ロングボールに対する守備”となっている。今回は、この3つのテーマを元に最終予選の2試合を振り返る。8大会連続のワールドカップ出場へ。日本は前半12分、キッカーは久保建英。遠藤航が先制点を奪うと前半、アディショナルタイムには三笘薫がゴールを決めて2-0で前半終了。日本の勢いは止まらず、南野拓実が2ゴール。さらに代表復帰した伊東純也がゴール。42分には前田大然。終了間際には久保が決めるなど攻撃陣が爆発。初戦を勝利した。
続く第2戦。相手は初戦でオーストラリアを破り勢いに乗るバーレーン。前半33分、鎌田大地のクロスからPKを獲得。それを上田綺世が冷静に決め先制。前半も1-0で折り返すと、後半開始早々、上田がこの日2つ目のゴールを奪うと守田英正も立て続けに2ゴール。さらに36分には小川航基にもゴールが生まれ、5-0で試合終了。森保ジャパンは2連勝と好スタートを切った。グループCの首位につけた。改めてだが上位2チームがワールドカップ本大会の出場権を獲得できる。そして3位・4位のチームはアジアのプレーオフに進むことになっている。槙野「攻撃力・守備力、日本の過去の大会を見ても素晴らしいスタートダッシュだ」などと話した。中西は「開幕2連勝、しかも得点12失点0と誰も文句つけようがない結果である」などと話した。
課題となっている決定力不足だが、ここ2試合は12得点と躍進する様子が見られる。槙野氏は9人の選手が得点に絡んでいると評価し、中西氏は2・3列目の選手が前の選手を追い越して出る動きは相手も対応しづらいのが大きいと評価。最終予選では4バックから3バックにフォーメーションを変更しているが、これにより攻撃力を高めることにも成功している。特に守田は動きが良いという。また、ディフェンス裏のポケットを活用するプレーも増えているといい、中国戦では三笘がポケットへ向かったタイミングで堂安がクロスすることで得点している。中西氏サイドに優秀な選手が揃うことで相手も警戒する選手が増える形となっていると紹介。久保・堂安はいずれも左利きとなっているが、相性の良さもあることで機能する組み合わせだと中西氏は紹介。
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日本の課題はセットプレーからの攻撃で、’22カタールW杯以降の19試合で64得点を上げているのに対しセットプレーからの得点はわずか3得点にとどまっている。それでも中国戦では遠藤には先制のゴールが生まれた。槙野氏がコーナーキックの時について質問すると、遠藤は他の3人が僕のマークをブロックする形でフリーにしてくれたと振り返った。キッカーの久保がボールを蹴る直前の映像でも多くの選手が遠藤へのマークを外すように動く様子が見られ、連携の重要性を物語っていた。久保は前田遼一コーチのデザインの形通りに決まったと感謝する様子を見せる様子があり、前田と選手たちが準備することで生まれたゴールとなった。
ついに幕を開けた、アジア最終予選を徹底検証。テーマ3「ロングボールへの対応」。直前スペシャルでも話題に上がったのが、ロングボールの対応。実際に、ことし行われたアジアカップで日本は、何度もロングボールからピンチを招いている。敗戦の要因となったロングボールの対応。最終予選2試合で対策はできていたのか。槙野さんは「選手の中で意識の変化だったりスタッフ陣が用意してきたのは見られた」などコメント。中西さんは「両サイドバックの2人はある程度高さがあるということで、この3枚を並べたと思う」などコメント。最終予選2試合でのスリーバックは、いずれも守りの要と言われるセンターバックのポジションを得意とする選手(町田浩樹・谷口彰悟・板倉滉)を揃えていた。中西さんは「何度もラインを上げ下げすることによって相手はいい状態でジャンプできない。それだけでも相手に大きなストレスをかけていると思う。谷口選手中心で3人のアップダウンがある程度効いていた」などコメント。中国戦のあるシーン最終ラインを積極的に上げていたことでロングボールを蹴られても広いスペースの中で対処することができる。この上げ下げを繰り返すことでロングボールでの攻撃を封じ込んでいた。さらにラインの上げ下げには他の効果も。槙野さんは「ライン上げ下げ、攻守の切り替え。3枚のロングボール対策を含めたゲームコントロールは今回非常に良かった」などコメント。
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ここまで2連勝と、最高のスタートを切った森保ジャパン。来月行われる2連線では、直近2大会では勝てていないアウェーでのサウジアラビア戦、そしてホームでの宿敵・オーストラリア戦。森保ジャパンはどんな戦いを見せてくれるのか。中西さんは「オーストラリアはいま調子悪い、捨て身で来ると思うのでやりづらいと思う」などコメント。また槙野さんは日本代表の選手たちが強豪チームに所属していることの凄さについて言及した。
ここまで2連勝と、最高のスタートを切った森保ジャパン。来月行われる2連線では、直近2大会では勝てていないアウェーでのサウジアラビア戦、そしてホームでの宿敵・オーストラリア戦。森保ジャパンはどんな戦いを見せてくれるのか。中西さんは「このままのシステムでずっと行けるわけがない。別のシステム。可変を見たい」などコメント。また槙野さんは「可変でいうと守田が前にでる姿は見せられた。あとは3バックの攻撃参加を見たい」などコメント。
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パリ五輪で日本勢が最も金メダルを獲得したレスリングで、先陣をきったのがグレコローマンスタイル60kg級の文田健一郎。この種目で日本勢40年ぶりの金メダル獲得という快挙を達成した。そこに至るにはライバルの存在、家族の支えがあった。もがき苦しんだ3年の末に。
9月上旬、文田選手は所属する企業の表彰式に参加していた。サプライズで受け取った報奨金はなんと3000万円。文田選手は「忙しいけど心地よい。自分が一番金と銀の差を分かっている」などと話した。3年前の東京五輪。文田選手は当時世界選手権を2度制覇しており、金メダル最優力として期待を一心に背負っていた。しかし結果は銀メダル。東京五輪が終わってからはトレーニングもせず、マットでの練習もしなかったという。それでも再びレスリングに向かう原動力となったのが家族の存在。東京五輪前から交際していた妻・有美さん。長女にも恵まれた。文田選手は有美さんに対して今まで言えなかったことをぶつけたという。文田選手は「奥さんが横にいたから自分の言葉にして言えて受け入れられたと思います」などと話した。そして文田選手は「娘が覚えていてくれるまで長くレスリングをやって記憶に残したい。結婚して娘が生まれてから考えるようになった」と明かし、娘にパリ五輪でかっこいい姿を見せることが文田選手のモチベーションになっていた。
グレコローマンスタイル60kg級の文田健一郎。3年前のリベンジを果たすべく地獄のトレーニングに励んできた文田。8月5日、パリ。迎えたパリオリンピックの会場には妻・有美さんの姿も。1歳の娘に戦うパパの姿を見せようと約15時間のフライトを経てやってきた。3年前はなかった家族の応援を背に挑む大舞台。グレコローマンスタイル60kg級1回戦は11−1で勝利。続く準々決勝は9−0。圧倒的な強さで勝ち上がっていった。準決勝の相手は世界選手権連覇中の王者、キルギスのZ・シャルシェンベコフ。この一戦には特別な思いで挑んでいた。そもそも文田といえば豪快な投げ技が最大の武器。東京五輪でもその武器が金メダルへの鍵だった。ところが相手に研究され、2021年東京五輪決勝では投げ技を一度も繰り出すことなく戦いを終えていた。そこで下した大きな決断。東京オリンピック以降は投げ技を封印。相手に極力ポイントを与えないよう徹底的に耐え抜くディフェンスを強化。それはこれまでとは全く逆のプレースタイル。そんな中、去年9月、転機が訪れる。世界選手権の決勝、その時の相手こそがシャルシェンベコフ。シャルシェンベコフは試合開始直後攻撃を仕掛け、いきなり文田を投げ飛ばした。すると文田も長らく封印していた投げ技を解禁。敗れはしたものの、積極的に投げを打ったZ.シャルシェンベコフと肌を合わせたことである気づきを得た。「自信のある攻めと守りを作る」。パリに向け磨いてきた守りのグレコローマンと呼び覚ました投げ技を融合し、新たなスタイルへと成長を遂げた。そのきっかけを与えてくれた男が今大舞台で自分のすぐ隣にいる。全てはこの一戦のために。
パリ五輪・グレコローマンスタイル60kg級準決勝。文田健一郎とZ・シャルシェンベコフの対戦。ポイントを先取されるも東京五輪から磨いてきたディフェンスで相手に追加点を許さない。第1は文田が1対0でリードを許す展開。しかし、文田は焦る気持ちはなかったのだという。第2ピリオドでは本来の武器である投技で4ポイントを奪い逆転。その後もリードを守りきった文田は4対3で勝利。激戦を制した文田はライバルと熱く抱擁し「僕のレスリング人生の中でお前が一番だ。明日俺も勝つしお前も勝ってこれがパリの事実上の決勝だったと言われるようにしよう」と伝えたのだそう。
迎えた文田選手の決勝。妻・有美さんは「しっかり勝ってもらって笑顔で終われたらと思います」などと話した。有美さんは決勝の会場に試合開始4時間半前から入り、文田選手の試合の時に娘の遥月ちゃんが起きていられるよう寝かしつけなどをしていた。有美さんは「娘に見せたいというのは夢の1つだと思う。レスリングに関しては何もしてあげられることがないので」などと話した。そして決勝では文田選手が中国の選手を相手に勝利。見事金メダルを獲得した。グレコローマンスタイルで日本勢40年ぶりの金メダルとなった。文田選手は「東京五輪の銀メダルとか自分がポジティブに捉えてこなかったものが実は必要なものだったことが証明された」などと話した。
世界ラリー・第10戦の舞台はギリシャ。第9戦終了時点でのチーム総合ランキングは、1位のヒョンデと2位のトヨタが20pt差の大接戦。今シーズンは残り4戦で、負けられないギリシャ大会の模様を紹介する。
舞台は南ヨーロッパに位置するギリシャ。ラリーは3日間にわたり行われた。タイムアタックをする区間は15本。総距離およそ1235キロ。各ステージのタイムを合計し最も早い者が勝者となる。ヒョンデは2年前のこの大会でトヨタを押さえ表彰台を独占。チームタイトル奪還へトヨタに対しさらなるリードを狙っている。大会初日にヒョンデが快走を見せる。ステージ5でオィット・タナックが最速タイムを記録。さらにティエリー・ヌービルもステージ6で最速タイムをマークするなど絶好調。ダニ・ソルドもその流れに続きヒョンデが初日上位を独占した。2日目では初日3位のヌービルがトップを狙い猛アタック。ステージ7で圧巻の走りを見せると、ステージ12でも最速タイムをマークしトップに躍り出た。一方トヨタは初日4位につけていたセバスチャン・オジエが猛追。2つのステージ連続で最速タイムを記録。ステージ11でもヒョンデ勢を突き放し3位に浮上した。オジエは今シーズン若手育成のためスポットでの参戦を決めていた。それでも出場した6大会すべてで2位以上。ドライバーズランキングでは2位につけ年間チャンピオンの可能性も十分にある。そこで残り4大会全てに出場することを決断。史上最多タイとなる9度目のドライバーズチャンピオン獲得へ。さらにチームにとっても逆転でのタイトル獲得へオジエの活躍へ期待がかかっていた。