節約志向が広がる中国の若者の間では、人間関係についても変化が起きている。それが「搭子」といわれるもの。人民網によると、「搭子」とは同僚以上友達未満。「食事」「旅」「ジム」など一つのことをその時だけ一緒にする仲間で、それ以外の関係を維持するための時間やエネルギーを使う必要がない。「搭子」は古くからある言葉で、一緒にカードゲームや麻雀をする人という意味があり、そこから転じてパートナーや仲間を表す言葉として使われている。ウェイボーの「「搭子」を探していますというトピックは7千万回も閲覧されている。さらに「搭子」は去年の中国の流行語トップ10に入った。人民網によると「搭子」が必要と答えた人は95%以上いた。実際の「搭子」とは…「飯搭子」=割り勘にすることでお金をあまりかけず色々な料理を食べることができる。「学習搭子」=勉強友達。受験や勉強の際の資料をシェアでき資料集めの大変さを緩和することができる。ジャーナリストの中島恵さんは「必要なときだけ一緒にいる精神的な負担のない薄い人間関係が求められる」としている。斎藤さんは「アイドルのコンサートを観に行くだけの友達がいまして、ただ普段は遊んだりしない」と話し、杉村さんは「まさに搭子ですよ」とコメントした。