中国・広州市の公園に並んで張られたチラシを人々が眺めている。書かれているのは結婚相手を探す人のプロフィールや相手への条件。いわば“婚活チラシ”。きょう最終日を迎えた全人代で、政府活動報告で出産、子育て、教育の負担を減らすことが盛り込まれた。背景には急速に進む少子化がある。去年1年間の出生数は、中国建国以来最少の902万人。7年連続で減少している。おととしの出生率は1.07で日本をも下回っている。またおととしの結婚届け出数は、10年前の約半分まで減少している。こうした中、子どもの婚活に熱心に取り組む親の姿が目立っている。公園には婚活チラシを眺め子どもの結婚相手を探す親が多くみられた。