中国人民銀行の総裁はきょう、新たに主要な政策金利と位置づける7日物短期金利を1.7%から1.5%に引き下げると明言した。住宅ローンや企業向けの貸出金利も引き下げられる見通し。預金準備率も近く0.5%引き下げ、1兆元(約20兆円)の資金を市場に供給する。政府が掲げる年成長率「5%前後」の目標達成が困難になる中、事実上の大規模金融緩和へ。上海総合指数は前日比↑4.15%。大和証券・林さん「金融緩和や不動産市場のテコ入れなどが金融当局から同時に発表されたことが好感」「中国経済が大きく上向くほどのインパクトは期待できない」。