12日、アメリカ・トランプ大統領とロシア・プーチン大統領が電話会談を行い、戦争終結に向けた交渉を始めることで合意した。バイデン政権下では、没交渉状態だったロシアとの関係も大きく転換した。侵攻開始から24日で3年。ウクライナのゼレンスキー大統領は停戦の条件として、ロシアに奪われた領土の返還や将来的なNATO加盟を訴えてきた。しかし、アメリカ側のプランは違うようだ。ヨーロッパを訪問中のヘグセス国防長官は「ウクライナが2014年以前の国境に戻ることは非現実的な目標だ。ウクライナのNATO加盟は和平交渉による現実易な成果とは考えていない」とした。またトランプ大統領は、まずはプーチン大統領との対話を考えている。中東サウジアラビアでの対面も、2国間の会談が想定されており、ウクライナは蚊帳の外となる。ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領の計画どおりに進めてはいけないと強調した。同じ懸念はヨーロッパからも。
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