映画「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」の紹介。韓国ではインディーズ映画扱いだったが、面白さがSNSで拡散され、公開5日目には興行収入1位に。なぜかベトナムで韓国映画の歴代収入1位になる異例のヒット。北朝鮮とにらみ合う38度線にある韓国軍の監視所。ある日兵士のパク・チョヌが拾ったのは6億円の当たりくじ。浮かれるチョヌだったが監視棟での任務中に、当たりくじが風に吹かれ、あっという間に軍事境界線を超え、北朝鮮に不時着。くじの所有権を巡る交渉は2人の上官や同僚を巻き込み3対3のチーム戦へ。なんとしても当たりくじを取り戻したい韓国と、自力では宝くじを現金化出来ない北朝鮮。一触即発の空気が流れるも、当選金を山分けすることで合意し、一時的な同盟関係を結ぶ。さらに裏切り行為が起こらないよう、チョヌが北の兵士に、ヨンホが南の兵士になりすまし、1週間人質交換を行うことに。こうしてはじまった秘密の異文化交流。素性がバレれば命があやうい緊迫感の中、南北で助け合い、想定外のトラブルを回避するが、今度は換金するためにソウルに向かったチョヌの部下が大騒動を引き起こす。南北の対立を超え、思いがけない友情を育んできた6人の兵士。果たして一攫千金の夢を叶えることはできるのか。