3月まで南極観測隊に同行取材をしてきたテレビ朝日。荒波を超え、到達した局地では、気温-10℃を下回る中、氷がどのくらい解けているかという調査に同行した。テレビ朝日が新たに向かうのは北極。北極で今、何が起きているのか。温暖化の影響で世界各地で巻き起こる異常気象。毎年、北極で調査を行う北海道大学の杉山慎教授は「極端な現象が北極の環境辺m道や気候変動に影響を受けているということがだんだんわかってきた」という。これまで北極海を覆っていた氷が温暖化によって縮小することで北極を取り巻く大気の気圧配置が変わり、日本付近を通過する偏西風が大きく蛇行するようになったという。その影響で冬には日本に強烈な寒波が押し寄せ豪雪をもたらす。現地に向かうのはテレビ朝日入社8年目の松本拓也と入社3年目の屋比久就平の2人。彼らが目指すのはグリーンランド。グリーンランドの氷はどんどん溶け出している。その量は深刻で過去のある6年間で海水準上昇の原因の25%がグリーンランドだと言われている。過酷な局地での取材のため、機材や食料を準備する。27日、成田空港から北極に向けて出発する。松本拓也は、この大量の荷物は100kgくらいあるが、この荷物と一緒にグリーンランドを目指したいと話した。