おととい札幌・白石区のサイクリングロード沿いで猛毒植物バイカルハナウドに似た植物が見つかった。先月24日、北海道大学校内でも似た植物が見つかっていた。見えている茎や葉などは除去されている。バイカルハナウドは繁殖力の強い雑草として知られ、日本では未確認の毒性生物。高さ4m以上に成長し、口は直径約5~10cm、濃い赤紫色の斑点があるのが特徴。触れると危険。花や葉、茎などに光毒性のある樹液があり、樹液が皮膚に付着したまま太陽光に当たると激しい炎症を起こし、目に入ると失明の恐れもある。薬草研究科・山下智道さんによると、北海道には似た植物が自生しているが、今回の植物はバイカルハナウドの可能性が高いという。渡航者のカバンに種子が付着するなど人為的な要因で日本に入ってきた可能性があるとみている。札幌市担当者は「園芸用として持ち込まれていた場合北海道だけでなく本州にまで広まっている可能性がある」などとコメント。野々村友紀子は「不安を感じる」、石塚元章は「マダニも温暖化で思わぬところにいる」などとスタジオコメント。環境省も「触らない近づかないを徹底してほしい」と注意喚起している。