日本で初開催されるデフリンピックで、メダル獲得が期待されているのがデフバスケットボール女子。チームを率いる坂本知加良監督は普段、帯広聾学校に勤務していて、聴覚に障害がある父親のために幼い時には手話を身に着けていた。手話をいかして社会に貢献したいと、20年前からデフバスケの指導を行う。フォワードの加藤志野選手は足が早く、1m70cm超という体格を活かし、こぼれ球をゴール下でキャッチするリバウンドの練習に時間を費やす。女子日本代表の選手たちは旅費などを自己負担していて、チームでは支援を呼びかけている。