知床半島沖の観光船の沈没事故を受けた海難救助体制の強化の一環で、海上保安庁は体制が手薄な北海道北部をカバーするため、千歳航空基地にはじめてヘリコプターを配備することになった。2022年4月に知床半島の沖合で観光船が沈没した事故では、救助ヘリコプターが現場に到着するまでおよそ3時間かかり、救助にあたる機動救難士が1時間以内に到着できる場所に配置されていなかったことなど、救助体制の問題が指摘された。関係者は、今回の配備が完了すれば救助隊性が手薄なエリアは全国的になくなるとしている。
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