去年行われたスキージャンプ女子日本代表の座談会でメンバーにいじられていた丸山希は、ワールドカップで初優勝を含む6勝を挙げ、一躍、オリンピックのメダル候補となっている。今シーズン、急成長を遂げた要因について聞かれると「飛ぶことに対して楽しんで夏からトレーニングできたのが大きい」と話していた。さらに、丸山の練習を見ていると助走姿勢のまま、大きなブランコに乗っていた。丸山によると「不安定な場所でアプローチを組むっていうトレーニング。陸でトレーニングしてるときに、重力がかかるっていう練習がないが、そのブランコの遠心力で足の裏が踏めてると、ブランコが、スピードが緩まないので、それを確かめる練習としても取り入れてる」と特に足の裏を意識し、足つぼマッサージの器具も取り入れていると話していた。この手段を伝授したのは、同じチームに所属する先輩でもあるノルディック複合の渡部暁斗だったという。こうしたトレーニングの成果について聞くと「昨シーズンよりアプローチのポジション、ちょっと低く完成できるようになった」とコメント。助走姿勢を低くしたことで、踏切でよりふんばることができるようになり、力強いテイクオフにつながっていた。4年前は五輪直前に前十字靭帯を断裂する大けがをした苦い記憶を乗り越えて、27歳で初めてつかんだ夢の舞台を前に「自分がスキージャンプを始めたときからの夢の舞台なので、まずはその舞台で自分が楽しんで飛びたい。金メダルをとれるように頑張りたい」と意気込みを語っていた。
