小学館が手掛ける「小学一年生」は大正時代からの歴史を持つとともに、「ドラえもん」の連載が行われたことで知られ、かつては学年ごとに雑誌が展開されてきたが、少子化の影響から小学一年生のみとなってしまった。それでも、小1のクラスの5分の1の人数が購入しているという。編集部は明石修一さんら6人となっていて、付録を魅力的に見せることを考えてマーケティングを行っていると話していた。創刊当時から付録は存在していて、全ての付録が保管された部屋も小学館にはあるのだといい、保管されている付録を遊ぶことでアイデアを生み出すこともあるという。テレビがない時代だった1949年の付録「おとぎぱのらま」本を開くと立体的な世界を楽しむことができる。1951年の「かさねばこ えあわせ」はマトリョーシカのような箱を高く積み重ねることで長い絵を完成させるものとなっている。大久保さんが小学一年生だった1978年の付録は「ピンク・レディーへんしんスタンド」で、こちらは回転させることでピンク・レディーの2人が映る面は4面しかないにも関わらず8種の姿を見せるのが特徴となっている。