フジテレビの親会社の大株主となった資産運用会社のトップが、ANNの取材に応じ放送事業と不動産事業を分離するなどの再建案を明らかにした。レオス・キャピタルワークス・藤野英人社長は「アセット(資産)を軽くして、株主代表訴訟とか備えながら、未来志向の投資をするやり方もある。フジテレビ事業そのものを売却して、不動産屋になるという二者選択あると思っている」と述べた。レオスキャピタルワークスは先週、フジテレビの親会社・フジ・メディア・ホールディングスの株式を5%以上保有する大株主に浮上。藤野社長は不動産事業は黒字のため安心して投資できたと述べる一方で、それによって経営が甘くなった面もあると指摘。株主提案はしないものの、放送事業の分離も選択肢の1つだとしている。フジの取締役は年齢が高すぎるとして、30代~40代の若手を積極的に起用すべきだとも話した。