ロケスマによると、全国のコイン精米機の台数と精米所の店舗数は、今日時点で7057店ある。東京・千葉・埼玉の12箇所でコイン精米機を展開するヤマザキ精工の社長によると、例年より売り上げが3~4割多いという。備蓄米放出を受け、運送業も対応に追われている。フジトランスポートの執行役員は、備蓄米輸送の問い合わせが多くなったが、運送業界全体で慢性的なドライバー不足で既存の契約輸送で余力がなく、断らざるを得ない状況だという。古古米や古古古米は、運送中の保存状態を気にする必要があり、車内温度の調整が可能なな空調車での運送依頼もあるという。受け渡しを車の上で行う必要があり、小売業者が自ら荷下ろししなければならない。フォークリフトがないと積み下ろしができないため、取り扱いが難しいという。働き方改革で、物流会社が積み下ろしをサービスでやらされていてそれが原因でトラックのドライバー不足になったりするため、積み下ろしをやらせるのは政府がお金を出す以上不可能だという。