岸田首相は来月国賓待遇でワシントンを公式訪問し10日にバイデン大統領と日米首脳会談を行い、ホワイトハウスは11日にはフィリピン・マルコス大統領を招いて参加国での首脳会談を行うと伝えている。アメリカは日本とフィリピンのそれぞれ2国間で作る同盟関係を改めて確認するとともに、インド太平洋地域や世界における平和と安全保障促進の協力について意見交換を行うとしている。南シナ海ではフィリピンが軍事拠点を置くセカンド・トーマス礁をめぐり中国がフィリピンの船を妨害するなどしているが、バイデン政権は中国を念頭に連携を強化して抑止力を高める狙いがあると見られる。林官房長官は日米フィリピンの参加国の連携をいっそう強化していくと言及している。