日本とアメリカ、フィリピンの3カ国による初の首脳会談を終えアメリカから帰国し、きょう首都・マニラで記者会見したマルコス大統領。中国を念頭に「近年フィリピンは南シナ海で違法かつ攻撃的で無責任な行動を受け続けている」と述べた上で、今後も同盟国などとの間で安全保障分野での連携を強化していく考えを示した。また、アメリカのフィリピンへの防衛義務を定める”相互防衛条約”について「もしフィリピンの軍人が外国からの攻撃で死亡した場合は相互防衛条約が発動される」と述べ、海上保安機関や民間の船など軍以外からの攻撃を受けた場合でもフィリピンの軍人に死者が出ればアメリカに軍事的な対応を求める考えを示した。