全国的に海外からのインバウンドは好調だが今月から徳島と香港を結ぶ航空便が減便、仙台便も減便になるなど影響が出ている。原因は香港で2025年7月5日に日本で大災難が起きるという噂が広がっている。科学的根拠は無く、気象庁は現在の科学的知見では時期や場所・規模を特定した地震や噴火の予知は出来ないとしている。きっかけとなったのは日本の漫画で、日本が大津波に襲われる夢を見たという内容。関連するYouTubeの動画は先月下旬時点で合わせて1億回以上再生されており、去年の年末頃からは香港でもインフルエンサーや複数の風水師が取り上げて広まっている。また今年3月に見直された南海トラフ巨大地震の被害想定も報じられて日本の地震への関心が高まり一気に拡散したとみられる。東京大学大学院の関谷直也教授は、仮に7月に地震などが起きてもそれは予知ではない、災害はいつ起こるか分からない前提で備えを進めることが重要と話している。