震災遺構が残っていると災害が起きたことを知ることができるので自分の備えにもつながると竹内は話した。熊本県では地震の懸賞から今後の暮らしを守るためのポイントがまとめられている。水や食料などの備蓄は期限が切れていないかチェックも必要だ。家具に挟まれて被害にあったという人も多かった。2023年に新しく完成した「熊本県防災センター」は過去の災害の教訓や防災について学べる施設が1階にあり、2階には災害時に司令塔の役割を担うオペレーションルームがある。熊本地震のときは県庁新館10階に防災センターがあり、停電でエレベーターも止まって階段で上り下りしないといけなかったという反省を生かしている。今後、広域災害が起きた場合にここから他県に応援に行くことも想定しているという。