天然のトラフグの取扱量が、日本一の下関市の南風泊市場では、今月1日に解禁された日本海のフグのはえなわ漁にあわせて、毎年この時期に初競りが行われている。初競りでは、萩市の沖合の日本海や宮城県沖の太平洋で水揚げされた天然物のトラフグ、計約250キロが競りにかけられた。そして午前3時20分に競りを知らせるベルが鳴ると、仲買人たちが筒状の袋の中で競り人の指を握って値段が決まる「袋競り」が始まり、フグが次々に競り落とされていった。きょう競り落とされたフグは、大きなもので重さが5キロほどで、1キロ当たりの最高価格は、宮城県沖の水揚げ量が多かったことなどから、去年より3000円ほど低い1万9000円だった。きょう競り落とされたフグは、東京や大阪を中心に出荷されるという。
住所: 山口県下関市彦島西山町4-11-39