抗がん剤治療で髪が抜け落ちた人がかぶる医療用帽子につけるリボン。その想いを取材した。患者にとって頭皮を守るために欠かせないものだ。光村優子さんは医療用帽子につけるリボンを制作。自身もつらい経験をした。34歳のときに卵巣がんになった。医療用帽子を探したが被りたい帽子がなかったという。退院後、リボンの作り方を勉強した。医療用帽子メーカーと協力してリボン付きの医療用帽子として販売することにした。色使いにこだっている。晴れやかな気分になれるような色にするという。バランスを気にしているという。左右が均等でないと、やがて崩れてくるとのこと。一日中かぶる医療用帽子。想いを込めて仕上げていく。前向きになれる帽子であってほしいという。この帽子を愛用している人がいる。8歳の高野雪絆ちゃんだ。4歳のときに急性リンパ性白血病と診断された。抗がん剤治療をした影響で医療用帽子が欠かせない。かわいいものが大好きだ。シンプルな医療用帽子をかぶるのがいやだったという。そしてリボン付き帽子に出会ったという。光村優子さんと雪絆ちゃんがビデオ電話で話した。おしゃれは気持ちを明るくする。気持ちを前向きにするとのこと。改めてリボンの力を感じたという光村さん。リボンの大きさを変えたり、新しいデザインを考えていくという。