今日開かれた専門家による審議会では65歳以上の高齢者の介護保険料について来年度から年間所得が420万円以上の高齢者を対象に引き上げることが報告された。具体的には現在320万円以上としている最も所得の高い区分を細分化し4段階に分け、年間所得が420万円以上の高所得の高齢者についてはこれまでより高い介護保険料の負担してもらうこととなった。また、増えた保険料の一部を使って低所得の高齢者の負担を減らし同じ世代の中で負担を分け合う仕組みとした。一方、厚生労働省は高齢者が介護サービスを受けた際に支払う利用料について、現在は1割負担している人から2割負担している人を増やすことで負担を引き上げる餡を検討していたが、物価高による高齢者の影響を慎重に検討する必要があるとして引き上げを見送ることとした。