2011年5月から停止している福井県の敦賀原発2号機。事業者の日本原子力発電は2015年に再稼働へ向けた審査を申請したが、ことし8月、原子力規制委員会は「原子炉の真下に活断層がある可能性を否定できない」として、再稼働を「不許可」とする審査書案を了承していた。規制委員会は13日、一般から公募した意見も踏まえ「審査書」を正式に決定。規制委員会発足後初となる再稼働を認めない判断を下した。日本原電は改めて審査を申請する考えを示し、今回の決定を「大変残念」とした上で、再審査に必要な追加調査について「社外の専門家の意見も踏まえながら具体化していく」とコメントしている。