酢豚に入っているフルーツと言えばパイナップル。最先端はいちご。一般的に酢豚はブロック肉を使うが、いちごの酢豚はバラ肉をいちごに巻いて、油で揚げて黒酢ソースに絡めて作る。このメニューを生み出したのが脇屋友詞だった。脇屋は「トゥーランドット 臥龍居」などのオーナーシェフ。中国料理の世界大会で日本人初の金賞を授賞した。麻婆豆腐の肉は豚肉から牛肉にアップデート。木綿豆腐を使うのが普通だったが、絹ごしにアップデート。スタジオでいちごの酢豚を試食した。脇屋友詞が料理の世界に入ったのは15歳の時。占い師だった父に「食神がついている」と言われたことがきっかけだった。15歳で山王飯店に入り1985年リーセントパークホテルの料理長になった。客が入らない状況だったが料理を1人分のコースで提供するスタイルに変えた。少しずつの量を美しい器に盛り付け、様々な味を楽しんでもらう新しい中華料理が誕生。さらにナイフとフォークで食べられる料理を考えた。脇屋友詞はスタジオでマコモダケの入焼きを作り出演者に振る舞った。